珠算界 関連 近況報告 その1(下線部をクリックください)
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その3 その4

2008年11月23日 (日) NHK報道カメラマン柳澤忠志さん、TV企画部門金賞受賞
2008年11月18日 (火)  20年度第2回全国連合代表者会議開催される
2008年11月13日 (木) 11月正副理事長会+総務会開催される
2008年11月 9日 (日)(社)奈良県珠算協会60周年記念式典開催される
2008年11月 8日 (土) 大阪教育大学菅原邦雄教授と懇談
2008年11月 3日 (月)
 大商分銅杯争奪第4回近畿小中学生珠算競技大会開催される

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20年度第2回全国連合代表者会議開催される
 
■11月16日、第2回全国連合代表者会議が東京で開催された。
出席者は全国連合賀藤会長+全珠学連吉田会長、山中・河村副会長、林検定委員長、旦尾専門委員+全珠連梶川理事長、生駒・村上副理事長、小原専門委員、栗田研修委員、竹口公益法人推進室長+日珠連森友理事長、森田副理事長、草柳連合委員長、堀野専門委員、中山専務理事の17名であった。

■審議された内容は以下のとおりである。
@「たのしいそろばん」3・4年生合本新刊は21年4月から販売を始める。頒布価格は23円とする。
A連合ニュース30号は21年5月に発行する。
B「たのしいそろばん」準拠のCD-ROMの簡易試作版5000枚を年内に製作し、年明けからの学校支援活動で使用し、使用結果についての意見収拾を行う(前年度指導実施校数に基づいて配布)。
完成版は22年1月から使用できるようにする。

■C日本教育新聞紙上で、文部科学大臣+連合会長+3団体代表者で対談を行い掲載する。発行時期は21年2月末を目指す。
D21年8月15・16日に天津市で開催予定の世界大会には各団体から1名ずつの選手を派遣する。2月末までに人選、報告。
E教科書出版会社との懇談は1月末から2月中に行う。
F訪中視察団の訪中にあたり側面からのサポートを行う。
G3団体統一競技会の開催について提案があったが次回に継続審議とする。

■17日には、塩谷 立文部科学大臣を新築なった文部科学省に表敬訪問し懇談した。訪問メンバーは賀藤連合会長+吉田全珠学連会長+梶川全珠連理事長+森友日珠連理事長+山中全珠学連副会長+中山日珠連専務理事(連合事務局長)の6名であった。

■2時から約30分間大臣室で懇談を行った。最近の日本の教育事情、理数教育の重要性、算数教育でのそろばん指導の位置づけ、そろばんの低学年での活用、現場教師のそろばん指導力確保などについて建設的な対話が行われた。

■21年度からの3・4年生複数学年珠算指導が決定したが、学校支援珠算指導活動を今後も円滑かつ効果的に行っていけるかどうかが課題である。4年生でのそろばん指導がどの学年で行われるのかによって事情は一変する。指導時期が両学年で重ならないように配当されることを要望したい。

■複数学年指導の実施にあわせて、現職教員のそろばん指導力確保に向けての格段の工夫と努力を行わねばならない。どのような知恵が出せるのか、今後の珠算教育強化のポイントになる。

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11月正副理事長会+総務会開催される

11月11日、神田において正副理事長会に続いて総務会が開催された。審議内容の詳細報告は後日日本珠算に掲載されるが、概要のみここに記しておきたい。

■@日商主催の計算力・思考力検定試験の今後の運営について協議を行った。これからの方向性は、日商+日数協+日珠連の3団体で協議(年度内に初回会合を開催)しながら明らかにしていく。
A16日に開催される全国連合代表者会議では、3団体合同したPRの展開を提案する。また、3団体統一の競技会の開催を提案することにした。

■B小規模連盟会員の会費に配慮をという各エリアからの要望を受けて、5名以下のケースに考慮を加えることとした。
C日本珠算連盟HPの改良とリニューアルに着手することにした。アバカスクラブメンバーで編成した委員会主導で、日商関連部署からのサポートも受けながらの作業になる。

■D21年度予算編成については、10月18日に4部会に関する予算の荒組作業を行ったが、続いて12月13日+27日に本格的な予算組みを行う予定であり、1月開催の総務会で原案を固める。

■総務会終了後、日本商工会議所を訪問し宮城常務と懇談を行った。

日珠連サイドからは森友理事長+中山専務理事、日商サイドは宮城常務理事+立松事業部長のメンバーであった。
約 1時間にわたり、最近の珠算界事情、日本数学協会の活動と計算力・思考力検定、日珠連HPのリニューアル、21年度全大阪オープン珠算選手権大会への宮城常務臨席、21年度開催の東西珠算懇談会(神戸)での宮城常務基調講演、日珠連事務局体制、大阪日日新聞コラム「澪標」執筆、21年度珠算教育強化のPR 展開、日珠連業務のアウトソーシングなどについて踏み込んだ意見交換を行った。

■7月と9月の総務会終了後にも日商を訪問して、坪田事務局長と懇談を行ってきたが、今回は宮城常務との懇談が実現した。
多岐にわたり意見を交換する中で、いくつもの示唆を受け、またサポートもしていただくことが出来た。
このような形で最新の珠算教育事情をホットな状態で理解してもらうことは、相互の連携を円滑に行っていく上で極めて重要なことと考えている。今後もライブな情報交換をそのつど行っていきたいと願っている。

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(社)奈良県珠算協会60周年記念式典開催される

■11月9日午後1時から社団法人奈良県珠算協会創立60周年記念式典が橿原観光ホテルで開催された。来賓30名、会員54名が参加し、奈良県荒井正吾知事が祝辞を述べて式典はスタートした。奈良県議会川口議長、田野瀬衆議院議員、奥野衆議院議員、奈良県議会服部議員、奈良県議会山本議員、奈良県商工会議所連合会高瀬理事、奈良県商工会連合会久保会長がそれぞれ祝辞を述べた。

■珠算界からは日本珠算連盟を代表して森友理事長がご挨拶を行った。
冒頭で、60年の長さを具体的に理解するために60年前(昭和23年)の世相を次のように紹介したあと本論に入った。
この年は、吉田 茂第二次内閣が組閣され、東京警視庁が110番通報システムを、NHKがのど自慢大会をそれぞれスタートさせている。
歌謡曲では、東京ブギウギ(笠置シズ子)、長崎のザボン売り(小畑 実)、湯の町エレジー(近江俊郎)などが発表された。
映画では、酔いどれ天使(東宝)、逢びき(英国)などが上映され、人気を博した。

■ 60周年記念式典 ご祝辞
60周年を迎えられたことを心からお祝い申し上げます。半世紀を越えて、珠算教育の振興と珠算の普及・発展に尽力され、奈良県下はもとより近畿一円の発展に大きく貢献してこられたことに敬意を表したいと思います。

さて、ここ数年、教育現場並びに教育行政におきまして、珠算に対する評価が急速に高まってまいりました。それは、珠算学習が、子供たちの基礎学力構築に効果があり、子供力・人間力獲得に有効であることが分かってきたからであります。
同時に、世論も、珠算の教育効果が大きくかつ重要であることを改めて強く認識し始めました。
特に、最近、脳科学の実験・研究が進み、珠算学習が脳の司令塔と言われている前頭前野を活性化し、情緒の安定、思考力・創造力・記憶力・学習意欲の向上をもたらすことが分かってきました。すなわち、珠算学習が子供たちの生きる力を大きくすることが判明したわけであります。

一方、これらの状況を踏まえて、文部科学省は、このような珠算教育の特性と効用を高く評価し、次期学習指導要領のなかで、3年生と4年生の複数学年で珠算指導を行うことを決断しました。また、珠算指導の重要性が極めて高いことから、平成21年度からの先行実施をも決定しました。

今正に、珠算の持つ教育的効果と歴史的な教育貢献度の高さに各界から強い関心と注目が集まっているといっても過言ではありません。

これからも貴協会が持つ人的資源と財政的エネルギーをより積極的かつ効果的に活用され、時流に乗った珠算教育強化事業を展開され、子供たちの質の高い人間作りを支援することで、組織としての社会的貢献を果たされることを祈念しご祝辞とします。

■ およそ36年前に田中角栄内閣の文部大臣を務められた奈良県選出の奥野誠亮代議士のご子息奥野信亮氏が、今はご父君のあとを継がれて衆議院議員を務めておられるが、名刺を交換してご挨拶をしておいた。奥野誠亮先生には小生の実兄森友 寛が珠算教育強化の運動を強力に推し進める推進役を務めていたときに随分とご指導をいただいていたことを聞き及んでいたからである。
当時のご指導に対するお礼を兄に代わってご父君にお伝えしていただくことをお願いして会場を後にした。

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大阪教育大学菅原邦雄教授と懇談

 

■11月8日1時から日本珠算連盟珠算強化・連合委員会が開催された。当委員会は開催のつど有識者を招いて、珠算教育強化に役立つ情報の収集を行っている。また、珠算指導のあり方を外部の識者に問い、時流にそったアレンジをかけるべく意見の交換を行っている。

■今回は、大阪教育大学の数学科菅原邦雄教授をお招きして講義ののち懇談を行った。先生の専門は微分幾何学で、情報解析や幾何学特論などの講座を担当しておられる。日本数学協会の幹部でもあり、江戸時代の和算の研究も進めておられる。古そろばんや数学に関する江戸期の古書籍の収集も行っておられ、必然的に珠算への興味と関心もお持ちである。

■先生の講話からいくつかの興味深い部分を紹介しておきたい。
@吉田光由は数学の入門書である「塵劫記」を1627年に著したが、数学を進める上で割り算が必要であるということからそろばんを取り入れたと思われる。したがって、そろばんの本来の目的は数学を行うためであった。
A今は、そろばんを使用する目的は、計算を早く正しく行うことに変わってしまっているが、本来のそろばんの目的からはずれが生じているのではないか。

■B和算に興味を持ち研究を進めるうちに、江戸時代のすごさが見えてきた。特に数学に関する出版文化が華やかであり、実生活には特段役立たないことを長期にわたり学んでいたことが分かる。このことが明治に変わり洋算に切り替わるときに極めてスムーズに作業が進んだ理由ではないか。庶民たちの数学に対する取り組みの深さは、江戸人の好奇心が旺盛であったからであろう。庶民が何の見返りも期待せずに数学書を愛読していたことの意義は特筆に値する。

■C家康の時代に金属活字から木製活字に変わり、そのあと版木に変わっていき大量に書籍が出版されるようになった。また、享保(1716)の時代からは書籍の巻末に出版元、出版日を記載することになった。

■10年前に出会った「算学稽古大全」がきっかけで、和算とそろばんに興味を持つようになった・・とのことであるが、和算の記述の研究と和算書の収集を通じて、和算の文化的側面に注目されて、いよいよ研究は深まっていきそうである。和算書を研究することで、江戸時代の人たちが数学を真剣に勉強していたことが分かるし、そのことが日本の明治以降の発展に大きく寄与したことは記憶にとどめておかなければならない。
江戸期の日本人の資質が世界のなかでも群を抜くものであったことは子供たちにも伝えておかねばならない。

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大商分銅杯争奪 第4回近畿小中学生珠算競技大会開催される
 
■11月3日大商学園高等学校と大商学園同窓会共催の大商分銅杯争奪第4回近畿小中学生珠算競技大会が開催された。近畿2府5県から431名の選手が参加して、午前10時30分に開会し午後4時に終了した。大会運営は115名の各府県からの委員・役員がサポートした。
 学校側も16名の教員、10名のPTAメンバーを動員して大会を盛り上げた。

■ 冒頭で、大会会長濱地茂樹校長が開会の挨拶を行い、続いて来賓を代表して日本珠算連盟 森友 建理事長が祝辞を述べ競技に入った。今回は、同校野球部の部員が最寄り駅から学校までの要所で道案内に立ち、スポーツマンらしい規律ある態度で参加者の誘導と案内に当たった。
生徒たちの品格を養うことに教育の力点を置いているという学校の基本方針に十分納得がいく情景であった。

■ 職員室の二箇所の出入り口にガラス張りのドアが入っているが、サイズの大きい透明ガラスが磨き上げられていて、廊下と室内が極めてクリアに見通しあえるようになっていることが、この学校の品格を推し量るいい材料であると感じた。

開催ごとに参加選手数が増加していることは、学校サイドの本大会に寄せる期待の大きさを表している。431名の選手、引率の先生方、保護者の方々にとっては、学校側のホスピタリティの重厚さが印象に残ったはずである。

大商会会長を務める大西信二先生の企画力・調整力が本大会を成功に導いた原動力になっていた。開催ごとに大会規模を拡大させていく彼のプロデュース力は同窓会メンバーの全面協力と珠算人の協調を呼び、参加料無料の価値ある大会を成功裏に終わらせた。

■いろんな意味で、これからの珠算競技大会のあるべき形を体現していることと参加者の満足度が高いことから、本大会を四つ星競技会と評価したい。

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