
■内容は、古いというイメージがあるそろばんが、現代の先進商業都市大阪で活用されている場面があるのだろうかということから、取材が始まった。和やかさ、爽やかさを持つそろばんが大阪で意外な形で生き残り、活用されている現場を取材し、5つのテーマを紡いで出来上がったオムニバス形式の見て楽しいニュース番組であった。
■現代社会に生き続けている計算文化そろばんの実益性がしっかり掘り起こされていて、伝統のある文化が新しい時代に活用されるコントラストがくっきりと浮き出てもいた。
■取材は、船場どぶ池に残る大きなサイズの問屋そろばんの果たした役割、大阪中央卸売市場の魚問屋で女将さんが毎朝弾く小型そろばん、大阪市内のそろばん塾での授業風景、パナソニック本社経理部で部員たちが駆使するそろばんの技、「外国人のための珠算講座」の授業風景などをテーマに行われた。

■関西エリアで放映後、全国版の「お元気ですか日本列島」で全国に報道された。また、続いて、6月7日〜8日には、全世界に向けて「ワールドニュース」のなかで報道された。
■11月中旬に、関西写真記者協会が毎年末に選出するテレビ企画部門金賞に柳澤カメラマン製作の本報道番組が選ばれ、12月に授与式が行われることになった。現代社会で今も健在な伝統の長い計算技術文化そろばんの再評価を映像を通して試みた、気鋭カメラマン柳澤氏の作品が高く評価を受けたことを共に喜びたいと思う。