そろばん,おおさか,大阪珠算協会, soroban, abacus
日本商工会議所 認定 大阪商工会議所 認定
日本珠算連盟 加盟 大阪府教育委員会 認可
税理士・中小企業診断士 桑野秀朗先生の透ったお声が会場を惹き付け、第二講座はレジメに添って①色々な出会いで始まりました。

I 色々な出会い
①そろばんとの出会い
大阪珠算協会に入会し珠算塾を経営していた父に珠算と習字を学び、将来経理事務に従事しようと決意。いつも私のかばんにはそろばんが入っています。そろばんは人間の計算能力を高め、計算のプロセスが見える為初等教育に最適です。コンピューターでは一概に言えませんが、桁間違い、概算結果が解かりにくい、目が疲れる等問題点があります。その点そろばんには暖か味があり、集中力・記憶力・観察力・ひらめき力・情報処理力・速く聴き速く読む力のアップに効力があるとされています。皆様も一度試されては。と近畿税理士会の会報誌にもそろばんの宣伝文を書かせて頂いている次第です。
②簿記との出会い
高二の時の一人の先生と二人の友人のお陰です。先生は教科書を持たずに授業を行う一風変わった会計学の担任でしたが、内容は教科書以上に濃く生徒は会計学を熱心に学び、授業に迎合しておりました。先生は私が高三の時、公認会計士への登録を実現する為に突然退職をされました。二人の友人のうち一人は、高三で日本商工会議所の簿記検定一級に合格というハイレベルの持ち主。もう一人の友人もそろばんこそは下手で私が教えましたが、簿記と英語に熱心で雑学に長け、アメリカで成功する行動派。この二人が私の勉学に多大な協力を買って出てくれ、宿題まで出してくれたお陰で私は飛躍的に簿記の知識が増し、追いつけ追いこせの精神でやって来ました。私が税理士になれたのはこの一人の先生と二人の友人に出会ったからこそと今でも感謝しております。
③司馬遼太郎との出会い
明治維新前後の20代の若者の頑張りに自分を投影し、もっともっと頑張らねばと志の大切さを教えてくれた司馬遼太郎の本は、平凡な私に革命を起こした大切な出会いでした。その感謝を込め、平成8年2月司馬遼太郎氏の他界に際しては、ご自宅の本葬へ伺いご冥福を祈ってまいりました。
④自己啓発プログラムとの出会い
社会人として実務対応能力不足に悩んでいた頃、ある会社社長との出会いは衝撃的なものでした。社長には物の考え方、行動の仕方、人とのつき合い方等人生全般について教えて頂きました。又『SMI』 と言うアメリカの自己啓発プログラムのテープを借りて、目標設定の大切さ、潜在意識に訴える大切さ、否定的言葉からは失敗しか無く、肯定的言葉が未来を開く、と言う事も学びました。時には 『成功哲学』 の本の重要部分だけを抜き取りカセットに録音し、自分なりの自己啓発プログラムを作り事に持ち込んでくり返し聴きました。子供には 『よい子のきまり』 と言う文章を作成し、九つのきまりと〝僕は何事も成功する″を10回唱えさせて食事を取らせておりました。この目的は子供に自信を持たせる為でした。その後の子供達は積極的にあいさつをし、友達とも伸良くしており色々な効果があったと喜んでおります。以上の様な出会いのお陰で今の自分があると感謝しております。皆様にもさまざまな出会いがあると思いますが、私の出会いが何かの参考になれば幸いと報告させて頂きました。
II 税とは
毎年地元の小学校へ出向き6年生に租税教室の授業を私がシナリオを考えて行っております。シールを使っての町づくりシートでは、税金で賄われている公共施設を解かり易く工夫しており、ビデオでは税金がある世の中・税金が無い世の中をマンガで描き、納税の必要性が子供達にもしっかりと伝わっています。授業の最後には今後も税金の大切さを勉強して欲しいと付け加えています。が、子供は大人の話に敏感です。そこで皆様に一つ、税金は 『取られるもの』 では無く『納めるもの』と表現して頂きたいと願います。国の歳入予算88兆5480億円、うち租税収入46兆円と言う状況です。税金に興味をお持ち頂き、使い道も知って頂きたく、『22年度版 暮らしの税情報』をお配りしました。簡潔で解かり易いので是非、気になる事をお調べ頂けたらと思います。ここで企業向けではありますが、税務調査について少しご説明致します。正しい所得を把握して申告額の是正を行う目的の税務調査では大口悪質にはマルサという査察が動きます。実施調査は2~3日、初日は企業の概況を開く。世間話が重要なキーポイントで何にお金を注ぎ込んでいるかを聴き出される。税務調査での心構えは要求される書類は整えておく事。現金売上業種の調査には外観調査、内観調査があるが、査察以外での予告無い調査は日を改めてもらう主張して良し。借名預金・仮名預金の疑い等には銀行へ調査官が行く事もある。珠算塾でのポイントは売上収入の基礎資料となる入金簿・入塾申し込み綴り・検定料・机の数・クラス分け・授業日数・授業時間等を聞く事が多い。経費面では生徒関連費用と人件費・交際費(私的と混ざるので支出先と事業の関連性をはっきりとさせておく事が必要です。) 税務署は今はとても親切です。利用されるのも大事な事だと思います。
III 理想的な塾展開をもとめて
立派に教育されている皆様にいい加減なお話はできませんが、私のお話が参考になればと思いご紹介させて頂きます。自分自身又事業の中身を整理し把握するものとして、『SWOT分析』 があります。各人が自慢できる所、逆に各人の問題点を書き出す内部環境分析に伴い、事業拡大のチャンス・脅かされている問題点を書き出す外部環境分析をし、以上をもとに個人目標記入表及び達成度評価表を記入していく事に大きな意味があるのです。又なぜこの仕事をしているのかという存在理由が経営理念ですが、原点に戻れば思い出すのではありませんか?今後の羅針盤になるものです。経営理念と共に行動指針を掲げて目につく所に置き又持ち歩く事も大切ですね。私の経営理念は 『得意先の繁栄の為に一所懸命仕事をする』。行動指針は 『積極的なやる気で心を一杯に満たす』 です。個人ごとに自分の経営理念が行動できているかチェックする事。志を貴く事が理想的な塾展開であると考えて下さい。最後に私は政界・教育界・産業界・マスコミをまき込んで次の3つ・1、読み (本を読み知識を増やす) 2、書き (文章を書く能力をつける) 3、そろばん (計算力をつける、特に暗算力をつける)を日本全体の重点目標としてかかげて、寺子屋運動を提唱して行きたいと思っています。
皆様はそろばんの指導者として寺子屋の担い手です。今後も子供達の為に理想的な塾展開を求めて頑張って頂きたいと思います。と第二講座を結ばれました。
桑野先生のご講義をまとめさせて頂くにあたり、自己啓発プログラムのお陰で、思いのほか短時間で仕上げる事ができました。本当にありがとうございました。
教養委員 (藤阪裕可)










