いろいろありそうこれからも Cブロック長 古本 永男  2011/11/19

 

 

 私は、一九七〇年に人口増が見込める門真市で教室を開きました。その年は、万国博覧会が開催され、催し館の様子や入館待ちの長蛇の列がテレビや新聞で毎日のように報道されていました。私は、一度も見に行くこともなく(それどころでなかった)教室での指導やPRのためのチラシを撒いたりすることで精一杯でした。


 当教室は、K小学校(当時在校生は千三百人超)の校区内にあるのですが、校区内に協会員だけでも三教室(今は当塾だけになりました)在り、隣接する校区にも数教室あったので、のんびりとはしていられなかった。

 

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 あの頃は、入塾対象を小学二年生以上としていました。授業は、週四日制で能力別指導ができた上に、午後八時半や九時頃まで練習をしても保護者から何の苦情もありませんでした。おかげで塾生も順調に増えました。

 

 近頃は、物騒な世の中を反映してこちらの希望する時間帯に来てもらえない塾生が増えました。それに、いくつもの習い事をしている子供達は、変則的な時間帯になり、完全個人指導制に変わってしまいました。そのため、妻の手が必要となりました。習い事が多い子供の中には、教室に来ても練習する用意が遅い上に、やっと用意が出来てもなかなか練習に入らず「お腹がすいた」「眠たい」「しんどい」など、勝手なことを言いたい放題で他の塾生に迷惑をかけてしまう。そんな疲れて気力も失せている子に無理強いするような指導は、逆効果になると思い、保護者と話をして、そろばんも含め習い事の見直しをしてもらうようにしています。結果はともかく子供にとって良かれの選択を保護者にお願いしているのです。

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珠算月報716号より承認転載

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(左欄下より)

 

 まだまだ勉強不足のために、今年の五月に残念なことが在りました。

 

 それは、保護者から子供が「止めたいと言うので」と退塾の申し出があったのです。その生徒は、昨年度までは真面目で進級も早く手のかからない子でした。学年が変わってから、遊び友達が変わり、遅刻が多くなって、授業中も注意すること(期待をするあまりつい…)が多くなりました。

 

 六月の検定試験も申し込んでいるので、頑張って覚えてもらおうとすればするほど、子供にとってはうるさい先生になり、益々いやになったようです。保護者に説得をお願いしましたが、駄目でした。

 

 最初から、不真面目な子や慣れてきて地が出る子などの対応はしてきたつもりですが、今回のように急変した子に対して、何とかしてやろうという焦りが逆効果で、その子にはうるさい先生と受け止められてしまったようです。その子には、大変申し訳ないことをした、そんな思いが今も残っています。

 

 保護者の話で思い出したのですが、隔週に配布されている地方情報誌の広告欄に「こども囲碁将棋道場」(躾教室)と付加価値をアピールした宣伝が出されていました。常日頃から、ちょっとした工夫で、保護者の目に心に留まることでしょう。

 

 今後もいろいろあるのだろうが、その度に初心を思い起こし保護者や塾生に接したいと思います。子供の成長に関わる仕事に感謝しつつ責任の重大さを忘れないようにしたいものです。