そろばん立ち話 暗算チャンピオン大会 常務理事 西川 善彰 2010/12/12

 

 

 12月12日暗算チャンピオン大会が天王寺商業高等学校で開催された。今年度より1部(5段以上)の問題が改正され部門も4部門から6部門になった。27名が1部に参加。岐阜県、兵庫県からも参加している。一般では、パナソニックからの3名を含め4名参加。大学生も2名参加。結果は、上位のほとんどを小中学生が占める。最年少で小学3年生の金本大夢君は3種目ともベストテンに入る。

 

 年少で高段者という新しい芽が全国のあちらこちらに出ている。幼児で日珠連段位合格者もでてきた。適切な問題・アドバイス・ライバルとの競争意識・練習量・本人の向上心など珠算に対する姿勢が絡まりあって上達していく。人間の可能性を考えたとき、指導者が限界を意識しないで指導すれば可能性は無限大である。


 珠算暗算をすることにそして競技会に出場することに生きがいを感じている中学生以上の選手には、自分に負けず人と比較することなくまず自分を見つめ、勉強や仕事と珠算の両立をして可能性を追求してほしいと思う。珠算選手としての意義、目標を考えマイペースで昇段してほしい。
年少の選手たちは珠算選手としての自意識があまりない中であり、指導者の姿勢と意識が重大であると思う。


 終了前に、時間があったので一般の4名にお願いしてそろばんをやってよかったことなどを話してもらった。

(右欄上へつづく)

 

Mr Y Nishikawa

 

 


大阪珠算月報 第708号 平成23年1月15日(土)発行より承認転載

back  top

(左欄下より)

 振り返って6部(2級未合格で4年生以下の部)に出場した選手について書いてみたい。私の教室から出場したのは小学2年生二人で一人は12月に4級暗算受験、一人はそろばん5級受験で暗算は6級である。二人が出場したのは、年少でもあり、知らない人の中で参加するのは不安だからということで仲のよい二人で出場してもらった。また、交換採点であるから採点の練習もしなくてはならない。検定が終った次の火曜日から、1週目は1日1回の練習、2週目はそろばんの練習はやめて2回練習。二人で勝手に練習しているが二人とも手を抜くことなく全力でやっている。問題が易しいので点数はやるたびに伸びている。やっている二人はしんどくても結果が出てくるのでおもしろかっただろう。やっているところを見て「指そろばんは小さく」スムーズにできだしたときは「指を動かさない」見取り暗算のときの計算する指の場所などもアドバイスをする。やり直しだけはこちらで確認である。また、やり直しのときに次の5題も答えを出して提出である。2週間で見取り暗算が10題以上増え、割り暗算では30題以上増えて当日の朝の練習で99題となり大会では百点分全部できて99点を取る。絵に描いたような上達振りである。初歩クラスの子は本人の気持ちしだいでびっくりするような伸びを見せてくれる。6部出場資格は2級未合格ということで、4級や5級をやっている子が上位を狙うのには無理な話であるが、目標を設定し、まずその得点を超えることを意識させた。順位は度外視である。


全国暗算コンクールがあるが、このチャンピオン大会を通信大会でやってもいいと思った。


競技は、いろいろの条件があるが、人との競争を意識するのではなく、子供たちにはまず自分との戦いであり、可能性を追求していく中で珠算暗算を学んだ体験の1ページとして心の中に残ってくれたらと思う。また、競技に出るたびに顔を合わせる他塾の選手たちにライバル心を持ってくれたらいうことなしである。


たまたま1部を担当させてもらい、「血湧き肉躍り」、楽しく演技をさせてもらった。