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平成17年度 卒業論文
そろばん教育から見る そろばんの効果と未来
常 磐 会 学 園 大 学 国際コミュニケーション学部 学籍番号:021074 氏 名:松本 秀樹 指導教員:今井 博
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そろばんには「計算能力があがる」「脳の働きを良くする」「記憶力の向上」「集中力の向上」「発想力の向上」「情報処理能力の向上」など他にも様々な効果がある。また、現在の日本で抱えられている教育問題のなかで蓄積を要するトレーニングができる。
しかし、最近そろばんは見直されてきているといわれるが、現在のそろばん教育の影はだんだんと薄くなってきている。その原因として考えられるのが疲れず、簡単に答えがでる計算機器が手ごろな価格で簡単に購入できるようになったことや、他の勉強塾や空手、テニスなど、スポーツの習い事の影響が大きいと考えられる。また、そろばんは昔からある者なので、消えはしないと考え手をうたなかったそろばん協会などにも原因はあると考えられる。 しかし、他国ではそろばんは広がっている所もある。
その中、そろばん学習を広めようと毎年1月3日のはじき始めや、土曜日午後5時半から6時までのコマーシャル、多くの大会などをしている。また、他国の人達のために、「外国人のためのそろばん講座」を開くなどもしている。その成果はよく約70カ国の人達が習っている。
しかし、小学校のそろばんの授業などにそろばん塾の先生が招待されそろばんを教える所がでてきたところは、そろばんが少しは見直されているのかもしれない。
さまざまな効果があると言われているが、実際、私には実感していない。そこで、
現在、情報社会と言われている中、アナログなそろばん学習を昔のように広げるためには、その情報社会を利用したらいいと思う。ほとんどの家庭にひかれているテレビや、多くの家庭に引かれているインターネットを利用し、そろばんの良さなどをアピールすれば、もっとそろばん学習は広がっていくと思う。 |
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1. そろばんの歴史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 2. そろばんの効果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 3. そろばん学習の衰退の原因・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 4. そろばんと他国・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 5. そろばんを日本でアピール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 6. アンケート調査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 7. アンケート調査によるそろばんの効果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 8. 今後そろばん学習を広めるには・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 参考文献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
アンケート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 |
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そろばんは、日本にとって昔から使用されている計算道具である。はっきりとした年代はわからないが、室町時代から使用されていると言われている。しかし、それよりも前にそろばんは他国の計算道具として使用されていた。数ができたのは紀元前3000年(メソポタミア時代)といわれている。初めは動物の骨や粘土板、棒などに線や記号などを記し、数を表していたといわれている。ギリシャ時代では形も少し変わってきて小石などをつかうようになり、その小石を机に並べ計算をしていた。その小石をならべるテーブルのことをアバカス(そろばん)と呼んでいた。そろばんの根源はここから始まった。現在残っている世界最古のそろばんはアテネのサラミス島で発掘されたサラミスのそろばんで、この時期に作られたものといわれている。それは大理石板の上にギリシャ数字と平行線が彫られていて、その線の上に小石を置いて計算していたものである。
ローマ時代では手のひらサイズの青銅版に溝を掘り、珠をうごかす溝そろばんがつくられていた。ここまでくれば現在のそろばんとほぼかわらないものである。現在のそろばんと大きく違うところは、その珠一つ一つがばらばらになっており、現在のそろばんの珠は5珠と1珠が一本の串にささっており、繋がってるもので、大きな違いはそれぐらいである。
では、現在使われているそろばんの形になったのはいつか。それは紀元前3世紀の中国といわれている。当初、それは「スワンバン」と呼ばれており、それが少しずつ変化して「そろばん」と呼ばれるようになったという説がある。中国のそろばんは5珠が二つ、1珠が五つのもの(図1)が作られており、現在もこの形のものが一般的に使われている。そして、室町時代日本に渡ってきた。
日本で現在残っている最古のそろばんは、安土桃山時代の武将、前田利家が使用していたもので、中国から渡ってきたものと変わりがない5珠が二つ、1珠が五つのもので、大きさはタテが約7センチメートル、ヨコが約13センチメートルという小型のそろばんである。(図2)
そろばんは時代によって形が変わってきたが、現在でも国によって違ったり、日本でも変わったそろばんが作られたりしている。その一部を少し紹介する。
まず、日本にそろばんを伝えたといわれている中国のそろばんの特徴としては上記で述べたように、5珠が二つ、1珠が五つの他に、そろばんの珠が丸いことである。また、珠が団子状になっている。(図2)ロシアではそろばんは横に置かず縦に置いて珠を横に動かし使用するのが特徴である。ロシアでは「ショティー」と呼ばれている。(図4) 変わったそろばんでは、そろばんを教えるときに先生と生徒が向き合って半分ずつ使うことのできる「対面式そろばん」(図5)、内側へ自由に折りたたむことができる「ライトロールソロバン」(図6)、孫の手やモノサシつき、すずり付など、いろいろな組み合わせをしたそろばん。(図7)目の不自由な人用に珠を爪のような形にして、上または下に倒して計算し、枠の上下には、位置取りがしやすいように記しがうちこまれているそろばん(図8)、郵便局などで伝票計算をやりやすくするために、串を斜めにされ、そろばんが斜めになっている「斜めそろばん」(図9)、古着屋で服にうもれないように、そろばんの枠を高くつくられた「古着屋そろばん」(図10)などがある。
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では、そろばんの効果には次のようなものが考えられる。 @計算能力の向上 A脳の働のきの活性化 B記憶力の向上 C集中力の向上 D発想力の向上
E情報処理能力の向上 Aでは、指は第二の脳といわれている。手の動きと脳の働きがバランスよく発達することによって、脳の力が高まる。さらに、そろばんを行うときの行動は「リズミカルに指を動かす」「一心に数字を追う」「数字のイメージを呼び起こす」など、そろばん学習は目、耳、指先をともに使うことにより、中枢神経を刺激して、脳の働きをよくする効果があるといわれている。
Cでは、教育からスポーツにいたるまで、最終的に要求される能力は「集中力」といわれているが、そろばんトレーニングでは大量の数字を見て、瞬時に記憶し、そろばんに入力し、計算をする。計算が終わるまで何度もその行動を行う。その間、一度の失敗も許されない。よって、そろばんを行っている間、集中力が高められていく。よって、そろばん学習は子供達が経験できる最高の集中トレーニングだと思われる。
Dでは、上記でも述べたが、珠算式暗算は右脳を使用している。これは日本医科大学・医学博士河野貴美子先生の研究発表で証明されている。問題解決や発明などのひらめきは右脳から発生するといわれていて、指先をうごかすことにより脳が刺激され、思考回路が最短距離で結ばれやすくなっていく。そろばん学習は指先を動かすことにくわえて右脳も使用するので発想力が向上するといわれている。 Eでは、近年コンピュータの発達により膨大な情報量が社会の中を飛び交っている。それは、正確な情報だけでなく、偽情報や過剰に加えられた情報などがある。その中から必要な情報だけを収集する能力は21世紀には必要な能力である。珠算式暗算トレーニングでは一貫して数字による情報処理トレーニングを行っており、数字をミスなしに速く読み取り、右脳で秒速処理を行い、左脳で正確な数字情報に変換する。これが情報処理能力である。この情報処理能力は社会では学力と並んで大切な武器ですある
他にも痴呆防止などさまざまな効果があるといわれている。
コンピュータの問題と絡んでくる理由は、コンピュータは何でも簡単に答えをだす。そろばんは熟練してくると答えをだすまでの時間が短くなるが、すぐに答えがでるようになるまでは何度も繰り返し練習などをしなければならないのに対し、コンピュータの場合はどんな未熟者でも簡単にすぐに答えを出すことができる。「そっちの方がいいやん!」と思うかもしれないが、上で書いたとおり、何度も何度も繰り返し、時間をかけ、手間をかけて身につける勉強をしないから日本の学力が低下していっているので教育に関する最大問題とされているのである。
実際、昔はトップレベルの数学知識をもっていた日本も、最近の国際比較によると他国と変わらなくなっていている。では「学校で数学をもっと勉強したらいいのでは?」と思うかもしれないが、レベルが落ちる前から数学的な学力全般が良かったわけではなく、日本は計算力が凄かった。前にも述べたが、昔の日本では「読み、書き、そろばん」といわれていた。そのなかの「そろばん」が身近にあったからこそ計算が正確に、そして手早くできていたので、数学がトップレベルになっていたのである。
しかも計算が正確に手早くできることは、算数の学習だけではなく、学習活動全般にわたって、心理的にもさまざまな効果をもたらす。とくに、小学校3,4年生のころから、分数、小数をはじめとして、いろいろな計算がでてくることによって、算数が苦手、嫌いという子どもが多くでてくるらしい。しかし、そろばんをすることによって、少なくとも計算をすることに自信がもて、自信がもてるということは、計算への精神的、心理的にも負担を少なくすることができ、その分、判断したり、思考したりする問題解決にエネルギーを注ぐことができるようになる。それにそろばんをすることによって集中力もあげられ、次々と問題を解いていくこともできるようになる。 |
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2のようにさまざまな効果があるのにもかかわらず、現在の日本ではそろばんを習っている人はもちろんのこと、そろばん教室も減ってきていて、そろばん学習の影はだんだんと薄くなってきている。少子化の影響もあるのかもしれないが、少子化が原因であれば、近年増えつつある学習塾は説明がつかない。原因の一つとして、この学習塾や、プールや空手などのスポーツの習い事の隆盛もあるといわれている。そろばんは昔からあるものなので、そろばん学習は衰退することがないと思われていた。しかし、他のなどの出現の波と時代の波に乗り遅れ、そろばん学習の影が薄くなってきたといわれている。しかし原因はそれだけではない。電卓やパソコンなどの簡単な計算機が次々に作られ、簡単に手に入れることができるようになった。人は苦労よりも楽な道を選んでしまうものなので、そろばんよりも、電卓やパソコンなどの計算機器を選ぶことにより、そろばんをする人が少なくなったことが一番の理由だと私は考える。
最近そろばんは見直されてきているが、現実はやはり「も〜そろばんの時代とちがうで!」「計算なんか電卓があるからそろばんなんかいらんわ!」などという人が大半だと思う。
買い物に行き、できるだけ多くのものを買わなければならない。しかし予算が決められて計算をしながら買い物をしなければいけない時などの場合はどうするのか。常に電卓を持ち歩きながら生活をしている人なんているのか。
他にも買い物の会計をするときにレジを使わない所や、レジが壊れていて使えなかったなどレジを使わない状態の時に買い物をし、会計をしたことがあるだろうか。私は千円を払っておつりがあるときに、そのレジにいた人は計算があまりできなくて会計にかなりの時間がかかっていて腹をたてたことがある。その上に計算が間違っていて、その店員を怒ったこともある。その人は特別計算が苦手だったのかもしれないが、人の計算力能力は大切なものなのである。 そんなときに便利なのが暗算能力。暗算は桁数が少ないとある程度の人は簡単に計算できてしまうが、ケタが大きくなるとそう簡単にはできない。実際「2ケタ掛ける2ケタの計算をしろ」と言ってすぐに答えがでるだろうか。暗算もそろばんが基本となっているので、それぞれの誤差はあると思うが、そろばんをやっていない人よりもやっている人のほうが簡単に答える。そろばんをやっている人とやっていない人とではやはり違うのである。 |
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そんな長所があるにもかかわらず前にも述べたように、だんだんそろばん塾は減ってきている。現在の大阪でのそろばん塾は約1000ある。1000という数は多いように思えるが、これでも、非常に減った。現在で大阪には約1050の小学校があるので、だいたい小学校一つにつき一つのそろばん塾がある計算になる。その中で大阪市珠算協会に入っている塾は260程しかない。
しかし、日本で少なくなってきているそろばんは外国で広がっている。そろばんの仕方は、例えば日本で読み上げ算をするときには「ご破算で願いましては」ではじめ、「一円なり、五円なり……では」で終わるのが外国でそろばんを始めるときは「スターティング ウィズ」ではじめ、「ワンダラー、ファイブダラー……ザッツオール」で終わる。 「そんなんちょっと練習したら簡単に合格できるんちゃうん!?」と思うかもしれないが、2級の合格率は37.2%で日本人でも難しいと言われている。 外国の人たちはそろばんの事を、お茶やお花と同じ感覚で接し「集中力が増した」と喜んでくれている人が大半である。 |
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そろばん協会はそろばんを外国の人だけでなく、日本の人にも昔のようにそろばんを広めようとさまざまな努力をしている。毎年正月の3日には「はじき初め」という大阪天満宮でそろばんの新年会のようなの事が行われている。これは有名で毎年ニュースや新聞にもとりあげられるぐらいの行事である。(図11)また、毎週土曜日の午後五時半から六時の間にMBS毎日放送でテレビCMを放送していたり、インターネットでもそのコマーシャルを見られるようにしたりしている。(http://www.osaka-abacus.or.jp/cm/tv_cm.htm) またチラシやラジオ放送、様々な大会など、様々な努力をしている。
図11 平成18年1月3日 大阪天満宮で行われた「はじき始め」の風景
このようにそろばんを再び世の中に広めようといろいろな努力もしているのだが、なかなか昔のようには広がらない。 しかし、近年やはり、そろばんは見直されているのだろうか。昔から続いている小学校でのそろばんの授業があるが、それはほんの数時間の授業である。しかし、そのほんのわずかな授業のために、そろばんを教えるプロといえるそろばん塾の先生たちが、小学校に招かれ、授業を担当するようになってきているのである。「学校支援人材バンク」という所にそろばん塾の先生方が登録し、登録されたそろばん塾の先生方が、グラフT そろばんの先生が行った小学校の数
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いろいろと効果があると言いったが、それら一つ一つを証明することはできませんでした。しかし、私の家が珠算塾を経営しており、父や私も他の珠算塾の先生と交流があるので、
@ 現在の学年(グラフU) A そろばんはいつから習い始めたのか(グラフV) B 習い始めたきっかけはなにか(グラフW) C 現在、そろばんの資格は何級か(グラフX) D そろばんは好きか E 算数(数学)は得意か F そろばんを習ってから計算は速くなったか G そろばんを習ってから算数(数学)の成績はよくなったか H そろばんを習ってから算数(数学)は得意になったのか
@
C
H
@の結果、そろばんを習っている生徒の大半は小学生で、高校生以上は、全体の1%未満だった。現在多い学年は小学校4年生23.7%で、そこが頂点として、左右に人数が減っている状態である。やはり小学校時代でそろばんを辞める人が多いのか、小学校6年生では生徒の人数が16.5%あったのが、中学生1、2、3年生を合計しても全体の約8%まで激減しているやはり、そろばんを習うのは小学校時代の時だけなのだと実感した。しかし、逆に中学生以上でも続けている生徒が約9%いるということは、150人以上いることになるので、私的にはちょっと多く感じるので、長く続けてくれていて嬉しく思う。私の家の塾でも、中学生以上が十数人いるので、そろばんをいつまで続けようと思っているのかを聞くと、「親に何級をとるまで続けろと言われた」「友達が何級とるまで続けるから私もとるまでがんばる」「暗算もそろばんも1級をとるまでがんばるつもり」など、言葉はそれぞれバラバラにせよ、みんな目標があって続けている。それに、決して他の習い事をしてないわけでもなく、クラブに入ってないわけでもなく、忙しいのにもかかわらず続けているので、私が思うには、そろばんが嫌いでなくて、勉強やクラブが忙しいにせよ、自分の目標達成の意思が強ければ、そろばんを長い間使うと考えられる。
しかし、Aの結果、習い始めた学年で一番多いのが小学校1年生の29.6%なのだが現在の小学1年生は全体の3.4%しかいなく、小学校6年生でやめると考えて毎年1年生が3.4%ずつしか入塾しなければ、現在の3.4%を6倍しても、20.4%にしかならず、中学校以上つづけた人の分を合わせたとしても、塾生は減っていっていることがわかる。 Bの結果、習い始めた理由として多かったのは、やはり、親が習っていたり、親に言われたり、計算が苦手などで、計算力をあげるためになど、親の影響でそろばんを習い始めたという理由が全体の約半分をしめ、約46%だった。それに加え兄弟姉妹が習っているからという理由が約15.5%いたので、全体の半分以上が親の影響でそろばんを習っているということになる。また、別の理由で習い始めたので多かったのが、友達がいるからない始めた人が約16%いて、友達の影響も多いとされる。
Cの結果、現在最も多かった級は3級の約18%で、そこから山状になっているが、2級、1級、段と減ってきているので、2級の合格率が低いという点と、そこから減ってきている点から、そろばんは2級からが大きな壁になると考えられる。私の知っている生徒でも、小学校5年生からそろばんを習いだし、小学校卒業までに3級までは順調に試験に合格していたが、2級から難しく感じたのか、いままでハイスピードで試験を受けていたが、練習で合格点まで届かなく、やっと試験を受ける状況まで上達し、中学1年で合格し、次の1級も難しく、もうすぐ中3になる今も練習にはげんでいる生徒もいる。
Dの結果、そろばんが好きという人は68.7%だが、嫌いという人は4%しかいなく、「親にムリヤリ習わされた」「そろばんをすることが疲れる」「しんどい」などと口では悪く言っていてもそろばんをやり始めると好きになる人が大半だとわかった。そして、前にも2級が壁と言ったが、2級以上とっている人で、そろばんを続けている生徒のほぼ全員が、そろばんを好んでいることが分かった。やはり、そろばんを続けてもらうには、そろばんを好きになってもらうことだと考えられる。 |
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現在、算数(数学)を得意としてくれている人は60%以上で、苦手な人は11.8%だった。しかし、そろばんを習う前に比べ、算数(数学)が以前より得意になったという生徒は65%もいて、さらに、算数(数学)の成績が上がったという人は66%いた。それに、そろばんを習って計算が速くなったという人は、86.8%だった。計算が遅くなったという生徒が13人いたが、そのうちの一人が私の家の塾の生徒で、その生徒に聞いてみると、「そろばんを習う前までの計算の方法と、そろばんを習ってからの計算の方法が違っていて、たまにごっちゃまぜになる。」と言っていた。しかし、それは、そろばんを習い始めたばかりの時で、最近聞いてみると、そろばんを習ってからの計算方法を使うようになり、計算が速くなったといっていた。全員がそういう理由でないかもしれないが、計算が遅くなったという人はそのような理由だと思われる。 そして、他の多くの人たちは、右脳に良いだの、痴呆防止だの、情報処理能力の向上だの、記憶力を上げるだの、そんな効果が起こっていると分かっていないにしろ、実際計算能力があがった。算数の成績があがった。算数が得意になった。ということは実感している。すなわち、私がはっきりと言えるのは、そろばんを習うと、計算能力があがる。算数の成績があがる。算数が得意になる。という部分である。
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そして今後どのようなことをしたらそろばん教育が以前のように広がるのかを考えてみた。現在、情報社会となっている中、アナログなそろばん教育を広げるには、逆にその情報社会を利用してみてはどうかと私は考える。
@ 情報社会を利用する。 T.コマーシャルの時間帯を変える U.そろばんのホームページを楽しく見られるようにする V.漫画やアニメを作り、無料で見られるようにする W.ニュースや雑誌にもっと取り上げてもらう X.大会や、そろばん塾の風景をオンラインで見られるようにする。各塾にインタネットを繋ぐ Y.そろばん専用のオンラインゲームを作る
Z.テレビチャンネルを買う
Tは現在、週1回で放送されているそろばんのコマーシャルを数回に増やすことや、別のバラエティー番組の間のコマーシャルで放送すること。私が思うには土曜の午後五時半という時間は最近の小学生では遊んでいたり、他の習い事をしていたりなど、家にいてテレビを見ることが少ないと思う。だから、もう少し遅く、晩ご飯時や、人気のバラエティー番組の間、もしくは、朝の子供番組の間のコマーシャルなどにそろばんのコマーシャルを流せば子供たちの目に入りやすくなるのではないかと思われる。
Vは、子供は漫画やアニメに影響されやすいので、そろばん関係の漫画やネットアニメを作り、無料で見られるようにする。最初、面白そうでない漫画であっても無料であれば、手にとってしまうと思うし、暇なときあればそれを見てしまう。また、それが面白ければ、無料なので、また読もうと思うし、面白くなくても、無料であれば1回は読んでくれると思う。さらにそれが続きものの話しなどであれば、自然に次を読みたくなるかもしれないし、その雑誌、また本の中に現在そろばんを習っている人の体験談や、頑張っていることなどを書けば、自分もその雑誌、本に載りたいと思うかもしれないし、載ろうと努力するかもしれないし、載った人は、記念にもなるし、自慢もできると思うので、子供達もくいついてくれると思われる。
Wは、親や大人を引き付けるために、そろばんの良さを分かってもらうため、もっとニュースなどで取り上げもらう。そのニュースをみて、親や大人たちは、そろばんの良さを知ってもらえると思う。また雑誌などで紹介してもらう。雑誌に紹介してもらえれば、大人は病院や飛行機、電車待ちのときによく雑誌を購入して読むので、そろばんの事が少しでも目に入れてくれる確立が上がる。また病院であればわざわざ自分から雑誌を購入しなくても病院が雑誌を購入してくれて院内で自由に見られるように雑誌などを置いてくれている。私もそうですが、病院でも待ち時間のとき、つい雑誌を手にとってしまう。私が通っている病院だけかもしれないが、病院に雑誌が置いてあれば患者さんは少しの待ち時間であっても雑誌を手にして読んでいる人が多い。その時の少しの時間でも、そろばんの情報が載っている所を読んでもらい、少しでも興味をもってもらえれば、そこからそろばんを良く思いだし、子供さんたちにそろばんを習わそうという気持ちに繋がるかもしれない。
Xは、各塾で授業風景を撮影し、インターネットで流したり、現在の授業風景を生中継でインターネット放送をする。そのことによって、そろばん塾を見学しにくい人や、子供さんがちゃんとそろばん塾に行っているか、また、先生や友達との付き合いはちゃんとできているのか、そろばんを習っている人であれば、今、友達が来ているのかなども確認できるので、各塾にインターネットを繋いで、いろいろな情報を提供すれば良いと思う。また、大会の風景などを生中継で流せば、自分達もその大会に出られるよう努力をしたり、子供にがんばってもらいたいという気持ちを持つかもしれないし、自分の子供の大会姿などを簡単に見られるようになる。また、インターネットを繋ぐことによって、先生方は他のそろばん塾の先生達とリアルタイムで情報のやり取りができるという利点がある。 Zは、近々、テレビ界では地上波デジタル放送の影響でチャンネル数が増え、番組を作るのが困難だといわれている。大阪の珠算協会だけでなく、近畿の珠算協会、近畿以外の他府県でも珠算協会みたいなのはあると思うので、日本中の珠算協会が協力しあい、一つのチャンネルを買い、そろばん専用の番組を作ればいいと思う。その番組の内容として考えているのは、現在珠算の日本一、世界一、小学生一、中学生一、高校生一の人にインタビューをする。どれくらい努力をしたのか、そろばんをして、人生どのように変わったのか、どのような効果があったのか、また、一般の人にも協力をしてもらい、一般の人には電卓を使ってもらい、電卓とそろばんの勝負をするなど。また、日本中のそろばん塾をドッキリのように突然訪問のような形で、普段のそろばん塾の風景や生徒の状況、また、その塾に通っている生徒に突然のインタビュー。そろばんをして、計算は速くなったのか、そろばんの良い所と悪い所、子供さんなので、素直な気持ちで答えてくれると思う。また、そのような事をすることによって、そろばんを習っている生徒はいつインタビューされるかわかりませんが、もしかしたら自分もテレビに出れるかもしれないという好奇心や、テレビに出たときのスター感など、さまざまな気持ちも膨れ上がると思われる。
上のように、文章で表現することや、口で言うことは簡単ですが、これらを実現するのはなかなかできない。ですから、上の中で現在できそうなことは、各そろばん塾、インターネットを繋ぎ、ホームページを作成し、そろばんの授業風景などを撮影し、公開すること。また、検定試験発表の時、各塾のホームページに合格者発表をすれば、塾内だけでも、盛り上がると考えられるので、各塾のホームページをつくること。そして、ホームページが多くたまれば、珠算協会のホームページにリンクさしてもらい、そこから、他の塾のホームページを見られるようにすれば、そろばん塾の輪が広がるはずなので、まずは簡単な、インターネットの接続とホームページ作成をすることが優先だと考えられる。
また、前にのべたように小学校でそろばんを教える時、そろばん塾の先生が招かれ、教える所から、各小学校にもアピールしたほうが良いと思うので、小学校一つに対しそろばん塾が一つある計算とされているので、塾から近い小学校にお願いをし、そろばんの授業をやらしてもらうと、さらに良いと思われます。その時にうまい授業をすれば、来年再来年とまた授業を頼まれると思うし、そろばんの先生の顔を覚えてもらえ、近所付き合いもできるようになると思うので、まず、身近な所からそろばんのアピールをしていくことが必要だと思う。 |
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(社団法人全国珠算学校連盟HP)http://shuzan-gakko.com/index.html (ようこそ奥出雲へHP)http://www.town.yokota.shimane.jp/index.htm (播州そろばんHP)http://homepage3.nifty.com/onosoroban/index.htm (トモエそろばんHP)http://www.soroban.com/index_jp.html 久保純「ソロバンの魅力を探る マスコミに見るそろばんの効用」 暁出版 1986年1月 河野貴美子「脳に差がつくそろばんのすすめ 科学が証明した“独創脳力”の秘密」 ハート出版 1994年7月
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名前( )
今何年生ですか? ( )
そろばんはいつから習っていますか? ( )
習い始めた理由は何ですか? ( )
今何級ですか? ( )
そろばんは好きですか? ( )
算数(数学)は得意ですか? ( 得意 苦手 どちらでもない )
そろばんを始めて計算は速くなりましたか? ( 速くなった 遅くなった かわらない )
そろばんを習ってから算数(数学)の成績は良くなりましたか? ( 良くなった 悪くなった かわらない )
そろばんを始めて算数(数学)は得意になりましたか? ( 得意 苦手 どちらでもない )
卒業論文につかわせて頂きます ご協力ありがとうございました。 松本 秀樹
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以 上 |