|
2月12日(日)実施の第176回日本商工会議所珠算能力検定試験で、エジプト人研究者アハメッド・エルネシリ(34)さんとイタリア人大阪外国語大学イタリア語教師ジェンマ・ディカルロ(29)さんが見事に3級に合格した。
アハメッドさんは入門11ヶ月、ジェンマさんは10ヶ月で合格率60%の3級合格を果たした。
1986年6月開講の『外国人のための珠算講座』の受講生は、73カ国、838人に達している。彼等の上達は予想以上に早く、初段に1名、日商1級に1名、2級に6名、3級に29名、4.5.6級は約300名が合格している。
彼等の珠算学習の動機は、日本古来の計算術「そろばん」を自分で試してみたい、またその計算理論を学びたいということが第一で、ついで、コンピュータ中心の科学技術万能の近代文明に対する反省、疑問が練習に加わる理由になっている。
今、彼等は、珠算を通じて集中力、暗算力、概算の力を習得できること、計算のプロセスが目に見えること、計算の仕組みが簡単で論理的であることにも大きな興味と満足感を感じている。
二人とも帰国を控えているが、アハメッドさんは、カイロの高校の数学の先生で、帰国後は、数学の授業にそろばんを取り入れ、そろばんの特性を生かしていきたいと考えている。ジェンマさんは、9月からイギリスの高校で、イタリア語と日本語、そしてそろばんを指導したいと意気込んでいる。そろばんの国際化に夢を膨らませる二人に声援を送りたい。
|